私は最近、心血管疾患のリスクを上げる「飽和脂肪酸」に注意するようになって
チョコレートなんかも実は要注意、
という記事を先日、書いたのですが
それで思い出したのが、コレステロールが異常に高くなってしまったアラフォーの友達のこと。
彼女は悪玉コレステロール(LDL)が基準を大きく超えてしまったのだけど
食生活に気をつけた結果、LDLコレステロール値が正常に戻ったのでした。
どんなふうに食事が変わったのかというと・・・
高かったLDLコレステロール値が改善
私の友人Nさんは、アラフォーで体形は標準体重、という女性。
彼女は定期健康診断をきちんと受けている人なのですが
一度、LDLコレステロール(いわゆる悪玉)が160mg/dlになってしまったのです。
160って、かなり高いので、聞いたときビックリしてしまいました。
LDLコレステロールの正常範囲は、私の健診結果の基準値を見ると119mg/dl以下となっています。
LDLコレステロール値が高いと、血管内壁に蓄積して動脈硬化を進行させてしまうので怖いですよね。
私の値は87なので低めのほうかな。
Nさんの場合は、HDLコレステロール値(善玉)が基準値内なので、
ドクターからは「そこまで心配しなくても大丈夫」と、
「食事と運動」の指導を受けたそう。
彼女はもともとスイーツが大好きで、スーパー等で売っている添加物たっぷりのスイーツもよく食べる、という人なのだけど
(しかも和菓子じゃなくて、ケーキとかの洋菓子・アイスクリームが好きな人。自分でもケーキとか手作りしてる)
コレステロール値の異常を受けて、こんな対策をするようになったとのこと。
- 食べるスイーツの量を減らした
- ウォーキングをするようになった
その結果、2年後の健診ではLDLコレステロール値が正常値に戻ったのです。
スイーツ好きも要注意
コレステロール値に影響を与えるものとして、注意したいのが飽和脂肪酸。
飽和脂肪酸というのは、
肉・バター・ラードなどに多く含まれ、常温で固まっている油です。
(そして意外にも、ココナッツオイルにも多く含まれています。ラードのおよそ2倍!)
飽和脂肪酸は、摂りすぎると
悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪を増やし、
心血管疾患にかかるリスクが高くなります。
洋菓子に使われる、乳製品(バターや生クリーム)、ショートニングなどの油脂には
多くの飽和脂肪酸が含まれているので
友人Nさんの場合、これらが高いLDLの原因だったみたいですね。
例えばショートケーキ1個(100g)に含まれる飽和脂肪酸は5g前後になる(もちろん材料によって変わりますが)ので
これだけで飽和脂肪酸の一日の摂取上限の1/3量を超えてしまいます。
しかも、彼女の場合、魚をほとんど食べないし、野菜も不足してると自覚している。
魚に含まれる脂肪酸(EPA/DHA)は、LDLコレステロールや中性脂肪を減らしてくれる働きがあり
また、野菜に含まれる食物繊維もコレステロール値を下げてくれるそうですよ。
スイーツを食べるなら、洋菓子系は控えめにして
油脂の少ない和菓子のほうが、まだ良さそうです。
最後に
私の友人の場合は、うまく食事や運動でLDLコレステロール値が下がったので
ほんとに良かった・・・。
魚は相変わらず食べてないみたいですけどね。
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