マイナカード、
私たち夫婦は作ってませんが
トラブル続出の状況に返納する人が増えているらしいと
少し前に書きました。
私の周囲のマイナカード保有者にも
返納するつもり、という人達が増えてます。
マイナカード自主返納
マイナカードの交付枚数については
500万枚を過大計上していた事実も最近明らかになりましたね。
総務省が公表しているマイナンバーカードの交付枚数約8800万枚のうち、約500万枚が、取得者が死亡したなどの理由ですでに廃止されたものであることが13日わかった。これをもとに人口に対する交付率を計算するなど、実態にそぐわない過大な数字を示していた。同省は今後、廃止分を除いた枚数を公表する方向で検討している。
朝日新聞によると
マイナカード普及率は69%と言っていたのが
廃止された500万枚を除いて計上すると65%に下がるということ。
デジタル庁によると、
本人の希望によりカードを返納した件数が、
先月1か月間でおよそ2万件。
カードの発行が始まった平成28年1月以降の7年間の累計でおよそ47万件とのこと。
交友関係の少ない我が家の周囲で
少し聞いただけですが
すでに8人の人たちが「返納する予定」と答えました。
この中には、初期の頃にマイナカードを作って
ポイントはもらってない人も含まれてます。
マイナカードを普及させるために総務省が実施した事業(テレビCM等含む)の予算は
2兆円を超えるということで
(予算の大部分はマイナポイントに使われる)
ほんといいかんげんにしろ、としか言えないのだけど
マイナ保険証もトラブル続きで
「念のため、紙の保険証も病院に持参してください」とまで言いだす始末・・・。
マイナ保険証を持っていない人たちには
「資格確認書」を発行することになっていますが
今月に入って
申請せずとも「プッシュ型」で交付することも検討する
と政府は言い出しました。
それなら、もとのままの紙の保険証でいいのに。
現場の事務手続きが膨大になることを考えると
現場の人たちが心配、気の毒でならないし、
なんでこんなムダばかりするのかと怒りが湧いてきます。
(利権が大きいのでしょう)
堤未果さんの本にもマイナンバーカードの件が書かれてました。うちの近所の本屋さんでもランキング入りしていて、多くの人に読んで欲しい本。
本の目次では「マイナンバーという国民監視テク」との項目になってます。
公開されている堤未果さんの本の一部より抜粋。
思い出してください。デジタル時代の基本は「リスク分散」、世界の流れは「脱個人番号」に向かっていることを。
マイナポータルにどんどん個人情報を集めてしまって、何かあっても大臣にはブロックされ、デジタル庁は責任をとってくれません。
子どもたちに教えてあげることはこうです。
「個人データは最大資産。リスクは極力分散し、安心できるルールができるまでは自己責任で死守せよ」と。
最後に
従来の保険証の廃止を来年秋としているけれど
少なくともこれは延期したほうがよいのでは。
地方の首長さんからも「延期すべき」との発言が出始め、
野党からも
健康保険証の廃止を延期する法案を次の臨時国会に提出する
との考えが出てきました。
世論をもっと盛り上げ、
そしてなんとか野党に頑張ってもらって
その方針でいかないと現場の混乱は収まらないのではと思います。
★堤未果さんの食の本も必読。